
2007-05-01 Tue 11:48
宇宙港は混雑していた。建物に入りきらない人々が、荷物を手に入り口の前に立ち尽くしている。「どうしてシャトルは出航しないっ」「ラクランジェ3のトリザ市に行きたいんだ。娘がいるんだ!」 人々は、怒声に似た大声を上げて、職員とやり合っていた。その中を掻き分けながら、シンとアレックス、ミーアは、オーブの政府専用シャトルがある三番ポートを目指した。 「実は、オーブ政府の専用シャトルは、先ほど出航されました」 「なんだって?」 ※ 「今頃、大慌てだろうね。シン・アスカと、アレックス・ディノ、いや、パトリック・ザラの息子、アスラン・ザラは。顔を見られないのが残念だよ」 ※ 「とにかく、デュランダル議長に連絡するべきだわ」 携帯の数字に手をかけていたそのとき、宇宙港の北東側から、耳を劈く爆発音が響いた。 音の振動がやんだあと、皆状況を把握しようと押し黙っていた。 ※ 北東側の一区画。銃弾の発射音。そして、撃たれたものの悲鳴。倒れこむ音。 そこは、民間のシャトルが停泊してある場所だ。すでに整備が済まされていたが、戦争状態に突入ししまったため、パイロットを含む数人だけしかそこにはいなかった。 気づいたときには、体から大量の血が噴き出していた。 「ステラ、シャトルの起動準備だ。そして、アウル、お前は、シャトルの固定アームを壊せ」 やってきた保安員は戸惑っていた。15前後の少年少女達だ。プラントでは、15で成人と認められるが、それでも、子供の面影を色濃く残した三人に、引き金を引くのは気が引けた。 金髪の少女は、シャトルの中に猫のように機敏に入り込んでいった。水色の髪の少年は、素早くシャトルの外郭を上っていく。一人、鋭利な目つきをした少年が、保安員達と対峙して銃をこちらに向けている。 「てめえらなんて、俺一人で十分だ!」 「スティング。じゅんび、できた」 シャトルの中から、か細い少女の声がもれ聞こえる。 ※ 「これ以上、近づくのは、危険です」 「アレックスー!シンッ!」 「連絡が取れたわよ。議長よ」 「大変なことになってしまったようだね、クライン議員から話しは聞いたよ」 思っても見なかった提案に、シンとアレックスは顔をほころばせた。 Bパートにつづく! スポンサーサイト
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2006-08-16 Wed 23:29
いろいろありましたが、(個人的に)これからは、書いて書いて書きまくることをここに宣言しますっ! 前回までのあらすじ レイに促されスパイと認定されたメイリンとアレックスの乗るグフを倒してしまったシン。 アスランとメイリンがいなくなった官舎はなぜか急に空虚な雰囲気に包まれていた。そして、シン、レイ、ルナマリア、互いが互いと口を聞こうとしない。 ※ 一方、廊下ですれ違ったルナマリアに、シンは平手打ちを受けていた。
続く いろいろ前のほうと矛盾が出てると思うのですが、ご容赦ください。前にも述べたとおり、本気で書きまくります。よろしくお願いします。 |
2006-07-07 Fri 02:00
結構適当な書き方なので、ネタバレもたいしたことないと思いますが、万が一小説になるまで、展開を知りたくないという方がいらっしゃいましたら、見ないほうが良いです。 |
2006-04-17 Mon 00:13
いらっしゃいましたら、コメントかいていってくださーーい! って、呼びかけてみたりして……。 正直、うちの小説が一番! とか、他の改変は認めないっ! なんてことは一切思っておりません。 それどころか、いくつか知っているサイト様の小説を見ては、自分に実力がないことを日々痛感する毎日です。 頭悪いから、政治とか、MSのこととかは一生懸命理解しようと思っても学習能力が追いつかないのですよ。悲しいことに……。 というわけで、DESTINY改変小説連盟みたいの作れたら、愉しいかな~と思ったみたまでです。だけど、バナーとか作れんっ。 駄目じゃん……。 下の手短版8書き足しました。よろしければ見ていってください。 |
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