
2006-08-01 Tue 02:19
しかし、もちろんその中心となったのは、ザフトである。議長から、直接指揮権を委託されているフェイス隊を各艦に配備し、対ロゴスのために各地に派遣された。 一方、ロゴスのほうも、ただやられるばかりではなかった。ジブリールの指揮下の元、すばやく軍隊をまとめ、それに対抗した。 各地は、さながら世界戦争の様相をみせていた。 ※ 「レイ、どうだね。各員の状況は」 デュランダルは深々と椅子に腰を下ろし、腕組みをしていた。 「はい。ルナマリア・ホークは、少々の動揺はあるものの問題ありません」 「そうか、まあ、それは予想の範囲内だ。父親への恨みは早々消えるものではないだろうから、大丈夫だろう」 「シン・アスカは、議長のお言葉に大変心酔しております。ただ、あの少女を傷つけてしまったことが、迷いを生んでいるようです。彼女を助けるべきではなかったですか?」 「いや、シンにとって、彼女は大切な存在には違いない。見殺しにすれば、こちらの対応に不満を持つだろう。シンの今後の対応は君に任せるよ。君なら、分かるだろう。肉親をなくした痛みを知る君ならば」 「はい……。それから、アレックス・ディノですが。彼は、危険です。やはり、アークエンジェル(他の艦にする予定)を敵としたことが彼の心を揺さぶってしまったようです」 「もはや、もうもたないか。時期が来るまで、手元において動向を掴んでおきたかったのだが」 「彼は、どのように……」 「しかし、彼だとて、戦争を終わらせることには依存はないだろう。しかし、私たちにはむかうというのなら、それ相応の対応をとらなければならないだろうな」 「分かりました」 レイは一礼して、議長室から退室をした。 ※ 「どうしたの? メイリン? ご飯全然進んでないじゃない」 配膳を終え、片手で自分の分の食事を運んできたルナマリアは、メイリンの席の隣に座りながらいった。 「え……、なんでもないよ。それより、機体のチェックは終わったの、明日の12:00には出航でしょ」 「もう、ばっちりよ。やりがいのある仕事だわ。でも、今度は、東アジア共和国なんて、ちょっとまた、大分遠征よね」 「東アジアなんてロゴス討伐と関係あるの? 大西洋連邦や、ユーラシア連邦よりも国力なんてないし、もともと反連邦意識の強いところじゃない」 「だから、よ」 「ロゴスの幹部たちが、東アジアに逃げ込んでいるらしいの。軍事力で国のお偉いさん方にいうことを聞かせて。この前開放した西ユーラシアと同じような状況なのよ。つまり、うまくいけば、東アジアもプラントに味方してくれるってわけよ」 「そう」 聡明に話をする姉にメイリンは、そっけなく返した。 それどころではなかったのだ。 シンが、ステラという連合の少女の病室に毎日通っている。その噂をメイリンはもちろん耳にしていた。それはシンに片思いをする身としてはこの上なく辛い噂だった。 ふと、隣の姉を見る。 軍でも優秀な成績を治め、しかも、レイさんという素敵な婚約者までいる。それに比して、私は、なんて惨めなんだろう。 「なんだか、風邪気味みたい。ちょっと部屋で休むね」 「うん、早く治るといいわね」 もちろん、風邪気味なんていうのは嘘だ。食欲がまるで出なかった。 ※ 「フリーダムmark2の反応速度は速い。OSもバージョンアップが図られているな」 「すごい……、こんなにあの機体を使いこなすなんて」 シンは、頬を伝う冷や汗を意識するまもなくモニターを覗き込んでいた。画面には、フリーダムの戦闘シーンが映し出されていた。 以前、シンはフリーダムに乗ったことがある。だからこそ分かる。あり期待を扱うことの難しさを。 MSは、武装が多ければ、いいというものではない。多ければ多いほど、それらを適切に扱うだけの瞬発力と判断力を要求されることになる。 以下、あらすじ フリーダムmark2を、平和の敵と憎みつつも、オーブ侵攻の時に助けてくれていた機体という引っ掛かりを感じて、迷うシンに対し、レイは自分の過去を話す。 レイはフリーダムのパイロットに家族を殺されたことをシンに告げる。 シンは、家族を殺されたということに自分を重ね強く反応する。 シンのフリーダムのイメージが「悪」に変わったとき、部屋にアスランがやってくる。 フリーダムを倒すべく研究に没頭するシンとレイにアスランは フリーダムたちが、「悪」であるというのは間違っていると諭す。 しかし、レイの言葉によってフリーダムが「悪」であると思い込んだシンは聞く耳を持たない。 結局何も説得できることができず、部屋を出たアスランはシンの部屋を切なげに心配そうに見ているメイリンと出会う。 アスランは、メイリンの情報解析力を買い、デュランダル議長の素性を探ってくれるように頼む。このことが、軍やひいてはデュランダルに反逆する行為だとメイリンは分かっていたが、シンにも振り向いてもらえず、ルナマリアに激しい劣等感を抱いていたメイリンはアスランの申し出を受け入れる。 捜査の結果、デュラランダルが昔は議員ではなく遺伝子研究所で働いていたこと、そして、なんらかの研究をしていたことを突き止める。 しかし、その動きを嗅ぎつけたデュランダルはアスランとメイリンをスパイ認定し、シンとレイとルナマリアにその討伐を依頼する。 アスランとメイリンは、グフにのって逃げ、レイは白ザク、シンもインパルスが壊れているため、緑ザクで逃げるアスランを追跡する。 アスランを信用していたシンは戸惑うが、レイのお前こそがだまされていたのだという言葉に動揺し、なおも追撃することを決意する。 ルナマリアは何とか説得しようし、シンはまよう。そんな中、アスラングフは森の中に逃げ込み、レイとシンは挟み撃ちをすべくレイは入り口付近に、シンは出口付近に待ち伏せする。 アスラングフは出口に飛び出し、シンは倒そうとするが、躊躇してしまう。しかし、そばにいたレイがシンを促す。シンは我を忘れたように 無常に剣を振り下ろし、アスラングフは、跡形の残らないほどに爆発した。 続く。 書いてるけど、筆がのりません。何を書くべきなのか良くわかってないのが、原因なのだと思う。 はやくロゴスとの戦いに参加させたい。対ロゴス戦はTV版より増やしてヘブンズベース以外でもニ三ヶ所で行うことにしたい。 だけれど、インパルスはあの時点で壊れたことになってるし……。シンは怪我してるし……。 先にアスランを脱走させたほうかがいいのかな? 脱走といっても、自分の意思でというより、スパイの汚名を着せられ命を狙われてやむにやまれずという感じにしておきたい。 とすると、 脱走→受領→対ロゴス戦線→対フリーダムMARK2かな? そうすると、フリーダムMARK2対デスティニー戦になっちゃうけどいいのかな。 追記 BBSに質問あります。みてください! スポンサーサイト
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2006-07-25 Tue 03:50
シンの出生の秘密を思いっきりばらします。 もちろんこの小説内限定の話です。 ご意見を大募集! ネタバレOKの方のみ下へどうぞ! |
2006-07-17 Mon 00:49
・ハネンフース説あり ・MSVのキャラクター ・ザフト軍所属。 数少ない女性モビルスーツパイロットの一人で、イザークが率いるジュール隊に所属する。 ・ザフト軍のトップガンの証「赤服」(ZAFT初のという説もあるがソースが確認できない)をまとい第二次ヤキン・ドゥーエ防衛戦に参戦。 ・愛機はシグーをベース機としてビーム兵器試験用に開発されたシグーディープアームズ(紺色)。 ・DESTINYでは、ブレイズザクウォーリア(紺色)に乗ってる ・肩にホウセンカの花のエンブレムがついている。 ・もともと本編ではしゃべらないと監督に明言されていた。 ・ゲーム(『 終わらない明日へ』?)では、『大本眞基子』さんが声優をやっているらしい。 ・シホはイザークに永遠の片思い ・ガンダムゲームエース 『戦場に咲くホウセンカ』 作 白石琴似 というシホが主役の漫画がある。 ・ロウに負けた。 ・SEEDのゲームで、ディアッカのことを「裏切り者」と言っていた。 ・ PHASE-48「怒りの日」で一瞬だけ登場したのが本編初登場 |
2006-07-14 Fri 14:48
あたりから、新しく書いたものです。 会見は、なおも続いていた。 「ロゴスを倒す。そう宣言しても、一筋縄ではいかない。ロゴスの持つ軍事力は他に類を見ないほど強大で技術力も高い。その上、最近は、ロゴスに協力する集団も現れたのです」 その画面に大写しになったのは、フリーダムmark2であった。 「この集団は、以前、連合とザフトが交戦している最中間に割って入り、オーブ軍艦をのっとるという暴挙を犯しました。その上、つい先ほど入ってきたニュースですが、これをご覧ください」 何者かに、腕を引っ張られて連れて行かれるラクス。そして、プラントの外壁近くで戦闘を繰り広げているザフト軍艦とMS軍、それに対抗するフリーダムMARK2の映像が流れた。 「こともあろうに、わが国の評議会議員ラクス・クラインは、この集団によって誘拐されました。理由なき行動によって、戦場を荒らし、民の不安を煽るこの集団を、我々は敵とみなし、ロゴスともども打倒の対象とすることとします」 議長の宣誓を自室のパーソナルコンピューターから見ていたアスラン・ザラは、思わず眉間にしわを寄せた。とんでもなく悪い方向にプラントが、そして、世界が進路を取ったように感じた。 議長は嘘を言っている――。この時点でそのことに気づいたのは、プラントでは、アスランただ一人であった。 しかし、嘘か真実か以前にアスランを不安にさせたのは、デュランダル議長の姿がかつての父、パトリック・ザラと重なったからである。 あの時、父は言っていた、ナチュラルを滅ぼすことが、それが世界の平和のためになると。今回の議長もまた同じではないか、ロゴスを倒すことが世界の平和のためになると。 「敵」を倒すことで世界が平和になるのだろうか。自分たちもまた、結局は戦争を支持する人々という「敵」を倒すことで戦争を終わらせた。しかし――。 「敵」という存在を生み出し続けること、それこそが、「戦争」がなくならない理由なのではないのか。 |
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